*6月2日 奄美市笠利町土盛海岸&大瀬海岸
土盛海岸の岩礁でコアジサシが抱卵をはじめたというので、見にいった。サイクリングロードからフィールドスコープで覗くと、なるほど最低5羽は抱卵している様子がうかがえる。無事に孵化して巣立つのはかなり先だが、なんとか成功してほしい。懸念事項は、海流の影響か、アジサシ類の繁殖地の岩礁が、大島側の砂浜と砂州でつながってしまったこと。これだと地元の人や観光客が何も知らずに足を踏み入れてしまうだろう。早めに立入禁止の看板とロープを設置しなければ。
帰りに大瀬海岸に寄ってみると、コアジサシよりもひと回り大きなアジサシが2羽飛んでいた。ベニアジサシかエリグロアジサシがやってきたかと思ったら、ハシブトアジサシだった。大瀬海岸では春と秋にしばしば観ることができる。