2024年 5月のフィールドノートから

*5月4日 宇検村湯湾

この春はオウチュウの渡来数が多いようだ。湯湾の宇検村総合運動公園にも5羽出ているという情報があったので、さっそく出向いてみた。到着時、オウチュウは野球場のフェンスに止まっていた。しばらくそれを観察しているともう1羽現れたが、それ以上は増えず。3羽はすでに移動したもよう。前日までいたというベニバトも抜けた後だったが、ツバメチドリ2羽とマミジロタヒバリ1羽、ツメナガセキレイ2羽はまだ残っており、春の渡りの一端を味わうことができた。

オウチュウはなかなか近寄らせてくれない
ツバメチドリの正面顔
背が高くてスマートな姿を誇示するマミジロタヒバリ

*5月14日 瀬戸内町加計呂麻島

オーストンオオアカゲラは加計呂麻島で繁殖していないのか? それを調べるために、日本鳥類保護連盟の藤井さん、松永さんと一緒に調査にやってきた。これまでドラミングの情報があったり、古い巣穴らしいものが見つかったりした場所でプレイバック調査をやってみるも、まったく反応なし。少数は繁殖しているのではないかと考えているのだけれど、仮説は今年も実証できず。

加計呂麻島のアカショウビン密度はたぶん奄美大島よりも高い気がする
満開のヤンバルアワブキの花に群れるキオビエダシャクの群れ
イジュの花にはアオヒメハナムグリが