2017年 4月のフィールドノートから

4月12日 中央林道&マングローブ

 福岡から知り合いのバンダーがやってきたので、ぐるっと島を案内する。金作原でオオトラツグミのさえずりを聴き、フォレストポリスでイワミセキレイを観、湯湾岳の新緑を愛でてから、奄美中央林道へ。途中で腐生植物のギンリョウソウがにょきにょきともやしのごとく立ち並んでいる場所を発見。よく観ると足元にはハツザキヤツシロランが花柄を伸ばしている。まだ開花していないようだが、なんとも奇妙な植物だ。きょらむん橋から新緑の絶景を堪能し、マングローブへ。マングローブも同様にいまが新緑の真っ盛り。遊歩道を歩いているとシマシラキの枝に白い輪ゴムのようなものが付いている。ヒモワタカイガラムシ、あるいはその近縁種だろうと思われる。この昆虫離れした造形がひときわ目を引く。

▲立ち並ぶギンリョウソウ。もやしのようである。
▲ひっそりと花柄を伸ばしたハルザキヤツシロラン。
▲きょらむん橋から住用川を望む。新緑が美しい。。
▲ヒモワタカイガラムシはれっきとした昆虫だが、どう見てもそうは見えない。
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