2023年 11月のフィールドノートから

11月11日 喜界島

 喜界島にコシギが現れたと聞き、急きょ訪問することに。空港の敷地内の草地にはたくさんのムナグロが降り立ち、訪島を歓迎してくれているようだ。だが、天気はあまりよくない。レンタカーを借りて、発見者のA氏との待ち合わせ場所へ。途中の農耕地の電柱にはサシバやチョウゲンボウの姿が散見される。A氏と合流し、まずはポイントを訪れてみる。日が暮れかけていたが、コシギの姿はない。A氏の観察によると、完全に夜になってから姿を現すとのこと。薄暮の中、近くの農耕地でアマミヤマシギが渡ってきていないか探してみるが、姿はない。その後、喜界島では貴重な森を回り、リュウキュウコノハズクを探す。いくつか声を確認しているうちに、ツミの寝姿も目撃した。すっかり夜も深まってきたので、最初のポイントに戻る。三面張りのなんということのない水路を明かりで照らすと、いた! めったにその姿を見ることのないコシギに間違いない。想像以上に小さく、まるでジシギのミニチュアのように感じた。

▲空港の敷地内に群れるムナグロ
▲電柱からこちらを見下ろすチョウゲンボウ
▲ついに対面かなったコシギ

11月20日 龍郷町戸口

 今日もカワウ調査。この川ではまだカワウは見かけなかったが、留鳥や冬鳥がたくさん見られて、なかなか楽しい一日だった。かなり近くで鳥を見られるので、観察会に向いているかもしれない。

▲川の水面を飛んでいたカワセミがすぐ近くに止まった
▲川ではアオサギが採食中
▲冬鳥のカイツブリも来ていた
▲近くの電柱に止まったサシバ
▲ルリカケスも現れた
タイトルとURLをコピーしました