NPO法人化に向けた動き、会員形態の変更、定期総会について

 奄美野鳥の会は現在、NPO法人化へ向けて動いています。その動きについてご案内いたします。また2003年度からの会員形態の変更と定期総会のご案内もあわせてご連絡しております。会報No54でも告知していますが、会員の方はぜひご覧ください。

NPO法人化へ向けた動きと定期総会のお知らせ

2003年4月14日(月) 事務局 川口和範

 奄美野鳥の会のNPO法人化へ向けた現在の動きと、次回の定期総会についてご案内します。

1.)議事の経過の概要及び議決の結果

 1月12日に奄美野鳥の会の臨時総会が行われ、NPO法人に移行することが承認されました。
主な決議内容は以下のとおりです。

議長として島 隆穗が推薦により選出され議事に入った。

【NPO設立に関する件】
設立の必要性とNPO勉強会の経緯を話した後、採決に入り全員の了承を得た。

【特定非営利活動法人奄美野鳥の会定款案承認の件】
第6条、(1)島内会員の『又は団体』を削除して、採決を行った。
その結果 賛成60人保留3人で可決した。      

【確認書に関する件】
事務局より確認書に関する説明があり質疑応答の後、採決に入り全員の同意を得た。

【初年度及び翌年度の事業計画書案及び収支予算書案承認の件】
事務局より説明があり、質疑応答があり採決となり全員の同意を得た。

【定款第8条に定める会費に関する件】
事務局より会費に関する件に関する説明があり、
質疑応答の後、別表(2)に『家族会員 年会費無料』を挿入して全員の同意を得た。

【役員選任に関する件】
事務局より役員候補の紹介があり、下記のとおり全員異議なく選任された。
なお、選任された役員(下表)は全員その場で就任の承諾をした。

理事(会長)高 美喜男
理事(副会長)鳥飼 久裕
理事(副会長)岩元 さよ子
理事(常務理事)川口 和範
理事泉 松雄
理事勝山 初代
理事荒田 政行
理事惠 洋子
理事川口 秀美
理事越湖 日奈子
理事木村 健一
理事柏 啓輔
理事島 隆穗
理事清正 齊

【設立代表者選任に関する件】
事務局より設立代表者を選任する必要性の説明があり、全員一致の推薦により高美喜男が選任された。

2.)設立に向けた事務処理の現状

 書類一式のコピーを送付して鹿児島県のNPO担当者と電話等でアドバイスを受けていますが、まだ正式には提出していません。それは収益事業についての見解の相違を解決するために時間をかけたためです。奄美野鳥の会はオオトラツグミさえずり一斉調査とかハンミャ島調査、会報発行などの活動を行っておりますが、会費や寄付金だけではこれらの費用をまかなえきれず、調査事業や図鑑の売り上げから補填しているのが現状です。

 このため販売収入や調査収入を収益事業とされて、課税された場合には、活動に支障が出るおそれがあり、対応に苦慮しました。いろんな方からアドバイスを受けまして、収益事業ではなく日常の野鳥の研究・啓蒙活動としてとらえるように様式を変えて、再提出することになりました。

 また、修正の過程で定款上の正会員の範囲が浮かび上がってきました。役員会では連絡や定期総会・臨時総会に出席できうる会員をと考え島内在住会員を正会員としましたが、定款で電子メールを利用できるようになったので、『地域を限定することなく奄美に関心のある方を運営会員に参加していただいたらどうか』という意見があり、また島内在住会員の中にも『活動には参加しても、運営についてはお任せします。』と考える会員もいらっしゃるので、皆様方に運営会員になるのか、一般会員になるのかの意向をうかがいたいと思います(次項3.参照)。

 2002年度の決算を終了してから、4月末までには提出する予定です。認定は4か月ほどかかるため8月ごろとなる見通しです。当初の予定よりだいぶ遅れますが、少しでも良い組織にするため、会員の皆様のご理解をお願いします。


3.)会員の形態変更について

 このたびのNPO化にともない会員の種別についての変更が生じました。

今までは、

 ①島内会員(会費3000円) ②島外会員(会費3000円) ③家族会員(会費無料)

でしたが、これからは、

 ①運営会員(会費は住所で区分:奄美大島在住者は3000円、それ以外は2000円)
 ②一般会員(会費は住所で区分:奄美大島在住者は3000円、それ以外は2000円)
 ③家族会員(会費無料)


となります。

 運営会員とは総会に参加して活動や運営に対して賛否の意見を発表したり、役員になって活動の中心となりNPOを運営していただく会員のことです。なお、遠隔地の場合は電子メールによる意見提出によって参加となる場合には、メールを駆使して意見を出せる方という条件がつきます。

 それ以外には運営会員と一般会員の対応には区別はありません。また、会員種別は年度ごとに変更することが可能です。

当初の会NPO法人
決議権あり島内会員
 (年会費 3000円)
島外会員
 (年会費 2000円)
家族会員*
 (年会費 無料)
 *中学生以上
決議権あり運営会員
 (奄美大島在住者は
  年会費3000円
  それ以外は
  年会費2000円)
決議権なし家族会員*
 (年会費 無料)
*小学生以下
決議権なし一般会員
 (奄美大島在住者は
  年会費3000円
  それ以外は
  年会費2000円)
家族会員
 (年会費 無料)

 会報No54とともに、いずれの会員を選択されるかの意向をおうかがいするハガキを同封していますので、十分にご検討いただき、種別についてご記入の上、ご返送ください。(5月10日までに返事がない場合には、2003年度は一般会員としてみなしますのでご了承ください。)
 これ以降に入会される方につきましては、入会時に意向をおうかがいします。

4.)定期総会のお知らせ

 2003年度の運営会員の皆様におきましては、以下のように定期総会を行いますので、ご参加くださるようお願いいたします。

 ・日時 2003年5月25日(日)午前9時~午前11時
 ・場所 名瀬市小湊地区公民館

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