あなたも、オオトラツグミのさえずり個体一斉調査に参加しませんか?
オオトラツグミ一斉調査への参加者(ボランティア)を募集しています。
世界で奄美大島にのみ生息するオオトラツグミは、個体数が非常に少なく、絶滅危惧ⅠA類に指定されている大変貴重な野鳥です。主に原生林の谷間付近などに生息しているのですが、そのくわしい生態などについては不明な点が多く、保護対策も充分なされないまま絶滅の危機に瀕しています。
私たち奄美野鳥の会では、このオオトラツグミの繁殖個体数の増減を毎年きちんと記録しておくために、1994年から毎年3月に奄美大島で一斉調査を行っています。この一斉調査は、オオトラツグミがさえずる夜明け前の薄暗い時間帯に、林道を歩きながら、さえずりを地図に記していくもので、短時間に多くの人の参加を必要とするものです。
調査は、事前にオオトラツグミのさえずりを録音テープで覚えていただきますので、くわしい専門知識を必要とするものではなく、多少とも野鳥観察の経験のある大人の方(子どもの場合は、保護者同伴)であれば、どなたでも参加していただけるものです。
ただいま、下記の要領でオオトラツグミ一斉調査への参加者(ボランティア)を募集しております。多くの皆様方のご参加をお願いいたします。
オオトラツグミ一斉調査参加者(ボランティア)募集要領
調査名:オオトラツグミ一斉調査
調査地:鹿児島県奄美大島
(奄美中央林道、金作原林道、里林道、油井岳、湯湾岳など)
※調査地までは、車にてお送りいたします。
調査日:2004年3月14日(日)…本調査 3月13日(土)、15日(月)…補足調査
※一番人手が必要なのは14日の本調査ですが、13日、15日の補足調査への参加でも結構です。
調査時間:午前5時~午前10時
調査方法:事前に決められた調査林道を2人1組で歩きながら、オオトラツグミのさえずり地点を地図に記録していきます。
3月9日(火)、10日(水)、11日(木)、奄美博物館にて調査参加者向けの説明会を行いますので、いずれか一日にご参加ください。)
※調査当日オオトラツグミのさえずりは、聞くことが出来ない場合もあります。
募集対象者:多少の野鳥観察の経験のある大人の方 計100名
※未成年者は、必ず保護者同伴のこと
参加費用:調査にかかわる費用以外の旅費等は、すべて参加者の自己負担
※ご相談いただければ宿泊費の安い民宿などを紹介いたします。
※東京発の格安ツアーをこちらでご案内しています。(受け付け終了しました。)
調査主催:奄美野鳥の会
調査指導:石田健 博士(東京大学大学院農学生命科学研究科助教授)
協賛:環境省奄美野生生物保護センター、鹿児島森林管理署
後援:名瀬市、龍郷町、住用村、大和村、宇検村、瀬戸内町、笠利町、鹿児島県大島支庁農林課
協力:名瀬市立奄美博物館