8月24日 龍郷町秋名
もうぼちぼちシギチの渡りが始まるかなと思い、秋名の水田を訪れてみた。しかし、目につくのはタカブシギばかりで、目当てのジシギは1羽飛び立つのをちらっと目撃しただけ。この時期渡っているのはハリオシギが多いのではないかと踏んでいるのだが、どうなのだろう? 気になるところだ。
奄美の稲刈りはおおむね7月で、今はマタヴェと呼ばれる二番穂が伸びてきている。そんな水田の中、身を屈めるようにしてリュウキュウヨシゴイのオスが歩いていく。この鳥の好適生息環境は年々減っているように思われ、観察機会も減ってきたように感じられる。水辺って大切だよな。
8月24日 龍郷町瀬留
夜の林道をそぞろ歩いていると、目線の高さになにやら奇妙な形のオブジェがぶらさがって揺れている。ライトを当てて目を近づけ、そのものの正体を脳が認識した瞬間、ぎょっとして思い切りあとずさってしまった。なんとオオゲジがむしゃむしゃとガを食べているのである。犠牲になっているのはどうやらオオトモエのようだ。どうにもおぞましい光景……残念だが、オオゲジとカマドウマだけはどうしても友だちになれそうにない。