2005年 12月のフィールドノートから

12月8日(木) 大和村フォレストポリス

 久々のフォレストポリス。いつもはツグミやシロハラが餌をついばんでいる芝生にはまるで鳥の姿がない。この冬はいったいどうしてしまったんだろうと思うほど冬鳥の姿が少ない。こんな冬、いつも奄美まて渡ってきている鳥たちはどこで越冬しているのだろう。不思議である。

 帰ろうとしたときに、電線にちょっとぽってりした鳥が2羽とまっているを発見。レンジャクかなと予測しながら、双眼鏡で確認すると、果たしてヒレンジャクである。もう少し近寄って観察しようと歩き出すと、近くの植え込みから一斉に同類たちが飛び出した。14羽まで数えることができた。冬鳥がいなくとも、こういう意外性のある鳥に出合えれば、それはそれで満足である。

▲ちょっと遠いですが、ここにも2羽。