*11月7日 奄美市住用町川内
川内川にてカワウの調査。ここに来る前に住用川河口のカワウのねぐらを確認に行ったが、居ついていたのは8羽だけ。昨年はこのねぐらは途中で消失し、代わりに宇検村須古に大きなねぐらが形成された。果たして今年はどうなるか。8羽のカワウは8時過ぎには飛び出したが、川内川方面には来なかったらしく、調査中カワウの姿は見られなかった。
川ではカワセミが小魚を、ミサゴとコサギがもう少し大きな魚を虎視眈々と狙っている。水面にはオオバン、ヒドリガモ、カルガモが泳いでおり、林縁にはミヤマホオジロとウグイスの姿も。いつしか冬鳥がひそかに渡ってきていた。



*11月30日 与論島
与論島でのワイルドライフセミナーと自然観察会の講師を務める。与論島では今月初めに豪雨災害があったので開催できるかどうか不安だったが、おかげさまでそこそこ盛況のうちに無事に終了した。この夜はちょうど大潮ということで、与論で環境教育をやられている佐藤さんの案内のもと、夜の海にイザリへ出かけた。奄美大島で最後にイザリに行ったのはいつだったろう? たぶんもう20年ほど前の話だと思う。人口が少なく全島がリーフで覆われている与論島では今でもイザリがおこなわれているようだ。
案内されたポイントで車を降りるなり、上空を大きな影が横切った。オリイオオコウモリだ。奄美大島にいないオオコウモリが分布しているのは、沖縄島に近いせいだろう。胴長を履き、ライトで照らしながらリーフ内を歩く。すぐに小さめのウツボが見つかった。クモウツボというウツボのようだ。体の斑模様を雲に見立てたネーミングだろうか。なかなか美しいウツボだ。少し歩くと別のウツボがいた。こちらはやや大きく、ド派手な模様。ゼブラウツボというそうだ。ちょっと毒々しい。陸地に近い所では大人の拳ほどもあるハチジョウダカラがゴロゴロしている。こんなにたくさんのハチジョウダカラを見たのは初めての経験。しばらく歩くと佐藤さんが大きな赤いカニを発見。オオアカヒズメガニだろうか。これも初見のカニだ。
同行者のひとりはモリでミーバイというハタの一種やタコを突き小型のゾウリエビをゲットしてイザリを満喫し、別の同行者はウミミズカメムシやアカカクレイワガニを見つけて興奮していた。私も2時間で多くの生き物を観察でき、大いに満足したのであった。




