12月20日 奄美市住用町摺勝
久しぶりに奄美大島で探鳥。最近、なかなかフィールドに出る時間が取れず、フラストレーションがたまっていたところ。摺勝あたりになにか面白い鳥が入っていないかと期待して。農耕地にはサシバやツグミ。今年の冬はサシバもツグミも多い気がする。反対に、ウグイスやアオジは少ない気がするのだが、どうだろうか。冬鳥も本当はきちんとモニタリングしておくべきなんだろうな。水路ではバンが無警戒な姿勢でくつろいでいた。特に珍しい鳥もいなかったけれど、とても心が癒されるひとときだった。
12月26日 大和村思勝
野生生物保護センターの敷地内の人工池にアカツクシガモが飛来したのが、12月8日。それ以来、断続的に観察されているということなので、せっかくだから行ってみた。駐車場に着くなり、池に目をやると、赤い塊のようなものが肉眼でも確認できる。いたいた、アカツクシガモである。周りにいるのはせいぜいキセキレイやツグミぐらいで、水鳥すら相手にしないような小さな池に、珍鳥が身を休めている。かなり警戒心が強く、車から降りて数歩近づいただけで石の陰へと隠れてしまう。果たしてひと冬、この環境で過ごすことができるだろうか?