5月7日 ホノホシ海岸
全国鳥類繁殖分布調査でホノホシ海岸を訪れた。この辺で繁殖しているのは、イソヒヨドリやヒヨドリ、メジロくらいかなと思ったが、アカヒゲやアカショウビン、セッカがさかんに鳴いている。エビ養殖場ではダイサギやクロサギがエアを物色中。海際には渡りの途中のキアシシギの姿もあった。調査終了間際、野太い声がするのでなにかと思ったら、なんとヒシクイではないか。人を恐れるでもなく、悠々と草の実を食べている。こんなところで道草食っていないで、はやく繁殖地へお帰りなさい!
5月19日 奄美市笠利町
奄美大島での繁殖鳥類調査で笠利町を回る。コールバックをしても、さすがにオオトラツグミやリュウキュウキビタキは鳴き返してこないが、オーストンオオアカゲラは案外多く分布しており、反応もいい。アカヒゲとルリカケスも広い範囲で確認できる。他には、ズアカアオバト、キジバト、アカショウビン、サンコウチョウ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、シジュウカラ、メジロ、セッカ、イソヒヨドリ、スズメ、リュウキュウツバメなど。ミフウズラの声は確認できなかったが、きっといるはずだ。どのくらいの生息数なのか、増えているのか減っているのか……実態のわからない鳥だ。