2026年 10月のフィールドノートから

*番外編*10月16日~21日 新潟県福島潟

 四半世紀ぶりに福島潟の1級鳥類観測ステーションにやってきた。前回はバンダーになるための講習会に参加するため、今回はバンダーを目指す人たちの実技指導の補助のため。ステーションの建物は数年前に新しくなり、すっかり快適になった。ダイニングルームの一角に昔から書き継がれていた雑記帳を発見。我々の同期も1ページ記述があった。斉藤武馬さん、箕輪義隆さん、村上正志さん、渡久地豊さん、高田令子さん、故渡辺ユキさん……才能ある同期に恵まれたな、とつくづく感慨にふける。
 肝心のバンディングのほうは、40枚以上も網を張っている割にはあまり捕れない。でも1時間に数羽のペースは実技講習にはふさわしいのかもしれない。個人的にはノジコをはじめてインハンドしたのが嬉しかった。
 福島潟はヒシクイの越冬地として有名だが、まだほとんど姿を観なかった。その代わり、コハクチョウはずいぶんたくさん観ることができた。出水のツルといい、大型水禽類が朝焼けの中、塒から餌場へ飛び立っていく光景は壮観で見飽きることがない。

新しくなったステーションの建物。
懐かしい雑記帳。このとき私はなにも記していなかったようだ。
初めて手にしたノジコ。他のホオジロ類よりも小さい。
湖面から飛び立つコハクチョウのV字編隊。
刈り取りの終わった田んぼで落ち穂を拾ったり、居眠りをしたり。

*10月25日 龍郷町秋名

 秋の渡りの時期なのでなにか面白い鳥が出ていないか、と秋名へやってきた。しかしながら鳥の姿は少ない。車のすぐ横の水田(推定2メートル)にダイサギがいて、まったく逃げようとしない。一心不乱に餌を探しており、ヒトのことなど気にならないのだろうか。と、道路の反対側(推定1.5メートル)に設えられたマコモの刈り取り作業小屋にハシブトガラスがやってきた。白い鳥と黒い鳥に両側から挟まれる河口になってしまった。
 珍しい鳥はいないので帰ろうとすると、ジョウビタキのメスを見つけた。今季初認。

ヌマガエルを捕まえたダイサギ。
道路の反対側にやってきたハシブトガラス。
ジョウビタキのメス。

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