鳥さんのフィールドノート

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2018年 10月のフィールドノートから

10月21日 加計呂麻島諸鈍探鳥会 今日は2年ぶりの諸鈍探鳥会。フェリーで加計呂麻島に渡り、生間港から諸鈍集落まで歩く。道沿いのヒカンザクラの中に一本だけ、ぽつりぽつりと狂い咲きしている木があった。奄...
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2018年 9月のフィールドノートから

*番外編*9月19日 鳥海山 新潟でおこなわれた日本鳥学会の大会に参加したあと、ついでなので山形と秋田の県境にそびえる鳥海山まで足を延ばす。かつて渡り鳥の聖地である飛島から日本海越しに眺めた姿が雄々し...
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2018年 8月のフィールドノートから

8月4日 龍郷町今井崎 オオジョロウグモが目立つようになってきた。日本最大の造網性クモであるオオジョロウグモの巣に使われる糸は強靭で、小鳥や小型のコウモリならば、下手に引っかかってしまうと脱け出せなく...
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2018年 7月のフィールドノートから

7月23日 奄美市笠利町須野 年々アジサシ類の渡来数が減っているような気がする。奄美大島ではコアジサシの繁殖はここ数年確認されていないし、ベニアジサシの繁殖地も消失した。エリグロアジサシだけは少数が繁...
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2018年 6月のフィールドノートから

6月3日 奄美市某所 林道上にオーストンオオアカゲラの死体が落ちていた。巣立ったばかりの幼鳥のように思える。死体には食害のあとがあり、車にも轢かれていて、ひどいありさまだ。車に衝突したあとで食べられた...
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2018年 5月のフィールドノートから

*番外編*5月1日 北海道苫小牧市 GWの北海道は新緑も始まっておらず、葉の落ちた広葉樹林は寒々しい。その一方で鳥は探しやすい。最初は鳥の気配がなかったが、しばらくすると混群がやってきた。シジュウカラ...
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2018年 4月のフィールドノートから

4月12日 秋名 大学時代にアメンボ研究の指導をしていただいた恩人ともいえるH先輩が来島された。先輩のメインの目的は仕事関係の別件だったのだが、もちろん空いた時間はアメンボの観察である。長雲の奄美自然...
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2018年 3月のフィールドノートから

3月4日 湯湾岳 コゴメキノエランは台湾以南の東南アジアに自生するランで、国内では奄美大島の湯湾岳周辺のみで生息が確認されている。そのため国内希少野生動植物種に選定されている貴重な着生ランだ。例年真冬...
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2018年 2月のフィールドノートから

*番外編*2月4日 鹿児島県出水 出水の冬は寒い。ここに来るのはツルが滞在している冬季なので寒いのは当たり前という気もしなくはないが、それにしても寒い。ここが本当に鹿児島?と思うほどである。とはいえ雪...
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2018年 1月のフィールドノートから

1月10日 奄美市笠利町宇宿漁港・大瀬海岸 2018年、年明け早々の喜界島でのモズ調査は連日の強風で思うように観察ができず、なんとなくフラストレーションをためこんで奄美大島へ戻ってきた。喜界空港から奄...
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