2020年 6月のフィールドノートから

6月10日 宇検村湯湾岳

 そろそろウケユリが咲いているかなと、湯湾岳近くのとあるポイントを訪れてみることに。まずは湯湾の集落でグラウンドを覗くと、ベニバトのきれいなオスが。キジバトに比べてかなり小さいので、草むらの中で採餌中だと、全身が隠れてつい見逃してしまいそうなほど。大島工業高校跡地にもペアで出現しているという情報を得て、そちらは見逃したが、今回は事前情報通りバッチリ観ることができた。

 で、いよいよウケユリポイントに行ってみたが、いくら探しても開花している花ばかりか、蕾さえ見当たらない。そもそもこのポイントを訪れたのが10年以上ぶりくらいだったので、盗掘に遭ってしまった可能性も高い。そうだとしたら、残念で仕方がない。気を取り直して湯湾岳の山頂へ。途中でヤクシマスミレとヤクシマルリシジミを発見。奄美大島なのに屋久島の名前を冠した動植物に出合うとはこれいかに。

▲ベニバトのオス。
▲ヤクシマスミレ。
▲ヤクシマルリシジミ。
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